素材の使われ方
PSP製食品容器と環境
      省資源

社会的に環境対応力が物事の評価指標として定着してきました。 その視点は2つ、「省資源」と「環境影響物質の排出」です。
PSP製の食品容器は95%が空気、ポリスチレン樹脂は5%と限りある資源の消費を極力低減した容器です。
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石油全体の0.03%
PSPの容器は食品容器のおよそ13%なので、石油全体の0.03%になります。(出典: 石油化学工業協会、 日本プラスチック食品容器工業会)
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省資源
PSP製食品容器は、発泡して軽量化されているため、他素材のトレーと比較し少ない重量で同等の強度があるという特徴があります。
このようにPSP製食品容器は僅かな石油を有効に使い、豊かな食生活を支えています。 - 
              

少ない廃棄量
家庭ごみの1日の総排出量901g(一人当たり)のうちPSP食品容器はわずか2.8g(0.3%)です。
実際にはその大部分がリサイクルされていますので、廃棄物としてはさらに少なくなります。
(2022年3月29日環境省発表資料をもとに算出) - 
              

燃焼特性も良好
PSP製食品容器は、完全燃焼すれば水とCO2(二酸化炭素)になり、灰もほとんど残りません。
 
リサイクル

環境省では容器包装リサイクル法の施行にともない、 3R推進運動を展開しています。
キーワードとして「3R: リデュース、リユース、リサイクル」を掲げた取り組みが進んでいます。
ここでも、単一素材で見分けやすい事が重視され、
マテリアルリサイクルの代表選手の一つとして紹介されています。
その良さがいかされ、食品包装の分野で国と業界でリサイクルの仕組みが動いています。
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単一素材
発泡スチレンシート(PSP)は単一素材の発泡体なので見分けやすく、集めやすい素材です。すなわち、リサイクルしやすい素材です。
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再び原料へ
PSPトレーは、リサイクルによってPSPを含めたポリスチレン製品として生まれ変わります。
 
リサイクルの仕組み

白色トレーはスーパーマーケットの店頭にて(トレーメーカーによる)回収する自主回収と容器包装リサイクル法での自治体による回収の2つの方法により回収・再資源化が行われています。
詳しくは「日本プラスチック食品容器工業会」よりご確認いただけます。