発泡スチレンシート(PSP)を顕微鏡(けんびきょう)でよく見てみると、空気の泡がたくさん連なっているのがわかるよ。 たとえば夏の暑い日にも、発泡スチレンシート(PSP)の容器に入ったアイスクリームや氷は溶けにくい(保冷性)し、発泡スチレンシート(PSP)の容器に入ったカップラーメンは、熱いお湯を入れても、手で熱くなく持てる(断熱性)よね。
熱はPSPの空気の泡を通っていくうちに、だんだん弱まってゆくんだよ。 (左図)だからアツアツのカップラーメンもそのまま手で持てるんだねっ。(右図)
この空気の一つ一つの泡が熱を通しにくくしているんだよっ。
トレーにいれたお肉やお魚がながもちするのもこの性質のおかげなのね~。
ほとんどが空気で出来ているからとても軽く省資源な素材だから持ち運びや取り扱いがとても楽なんだ。
詳しくは、まなぶの「空気が主役」も見てみてねっ!
この泡のような構造のもうひとつの良い点は「やわらかさ」。
やわらかいから、おとしたりしても中身が痛んだり傷ついたりしにくいんだ。
まるでクッションで守られているような効果があるんだよ。
発泡スチレンシート(PSP)トレーは、水分をまったく吸収しないので、お肉やお魚など水分の多い食品を包むのにとても向いているんだ。
発泡スチレンシート(PSP)トレーは、150℃以上の高温でつくられているため、衛生的なんだ。食品を包むときには、衛生性がとても大切。その点、PSPトレーはとても安心な包装容器なんだね。
詳しくは「まなぶ」の『発泡スチレンシート(PSP)ができるまで』でも紹介しているよ。
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