発泡スチロール(PSP)で出来た色々な種類のトレー
発泡スチレンシート(PSP)は、ポリスチレンというプラスチックを石けんの泡のようにふくらませて作ってるんだよ。
なんと体積の90%以上(※)が空気でできている省資源素材なんだ
※ 発泡スチレンシート(PSP)をトレーや丼などの食品容器に成型すると、さらに膨れて体積の約 95%が空気となります。
そのため、他のプラスチックや紙などの容器にはない、とても良いところがたくさんあるんだね。
発泡スチレンシート(PSP)を顕微鏡(けんびきょう)で観察すると、まるで石けんの泡のように見えます。この泡を「独立気泡」といいます。
一つ一つの泡は、プラスチックの膜(まく)でそれぞれ隔(へだ)てられているため、熱がとても通りにくくなっています。
発泡スチレンシート(PSP)は、このすぐれた断熱性(だんねつせい)や保冷性のため、食品容器の他にも住宅の断熱材やクーラーボックスなどに幅広く利用されています。
独立気泡が熱を通しにくいわけは、一つ一つの気泡やその中の空気を順番に伝わってゆく間に、伝導(でんどう)、輻射(ふくしゃ)、対流(たいりゅう)が繰り返されるからです。
※発泡スチレンシート(PSP)は体積の約90%が空気で出来ています。この発泡スチレンシート(PSP)をトレーや丼などに成形すると、さらに体積の約95%が空気となります。
独立気泡のメカニズム
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