環境ホルモンから除外
2000年10月31日にスチレンは “環境ホルモンリスト”から除外されました
環境庁は、2000年10月31日に「内分泌攪乱化学物質問題検討会」に対して、スチレンダイマー(2量体)並びにトリマー(3量体)を、環境庁が1998年に作成した、いわゆる“環境ホルモンリスト”から除外することを決めたと報告しました。
「環境ホルモン」とは、正しくは「内分泌攪乱化学物質」といい、「内分泌系の機能に変化を与え、それによって個体やその子孫あるいは集団に有害な影響を引き起こす化学物質」とされています。
「内分泌攪乱物質」は自然界にも存在し、大豆、もやし、クローバー等にも含まれていることが昔から知られています。
1998年にポリスチレン製食品容器から微量溶出するスチレンダイマー・トリマーを含む67の物質が、環境庁が作成したSPEED’98で「内分泌攪乱作用を有すると疑われる化学物質」としてリストアップされ、PSP製食品容器の安全性が疑問視されました。
しかし、その後国内外で行われた試験結果は、スチレンダイマー・トリマーの内分泌攪乱作用を否定するものでした。その結果、環境庁も題記の通り、「内分泌攪乱作用を有すると疑われる化学物質」からの削除を発表いたしました。(「 SPEED’98 2000年11月版、P16 最上段、注記;17」を参照)
PSP製食品容器の環境ホルモンに関する安全性については、国によってこのように確認され、67物質からも削除されましたので、安心してご使用いただきますようお願い申し上げます。
詳しくは 環境省のホームページでご参照ください。